神様って、いるのかもしれないなあ。

理枝さんの肩を抱き寄せ、髪にキスをするみっちーを見ながら、
私はそんなことを考えていた。
思わぬ愛情表現に、会場内は「キャー」っとしていたけれど、
あれは理枝さんへのキスではなく、
観客それぞれの、あるいはステージの神様への、
感極まった表現に見えた。

ステージに立てて(しかもホールではないライブハウスだ)、
歌って、踊って、観客の反応を直に感じて。

普段は、「遠隔ぅ~ ハグッ! ちゅ!」とやって
私たちをキャーキャー言わせているけれど、
できるなら観客一人ひとりに感謝のキスを贈りたいだろう。

理枝さんへのパフォーマンスを見て、
不意にそう、思った。

しかし実際には、私たち個人とのハイタッチだって難しい。
その感謝と、喜びと、歓喜のキス。
贈られたのは私たちと、それから
この時間を支配したステージの神様だ。

きっとそうだ。

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