恩田陸、読み終えました。

1ヵ月ほど中断してしまった。『雪月花黙示録』、読み終わってから時間も経っています。
思い出しながら書きますが、書くほどのことはない、というのが正直な感想です。

これはラノベなのかしら? ラノベをほとんど読んだことがないのでわからないが、ノリが深夜アニメっぽい感じがするので、ラノベ系でいいのかなと思う。
ともかく、びっくりするほど登場人物たちに魅力がなくて困った。
こんなブログを書いている身として、「萌え」を見出だすチカラは普通にあると思うのだが、人物も舞台も設定も、すべてがなんだか頼りない。むしろアニメ化を狙っての作品なのかもしれないなー。描写がアニメ絵的すぎる気がした。しかし美少女をただ「美少女である」と書かれてもなー。

さて登場人物の「及川道博」について。
ネタばれはしないけれど、たたみます。

* * *

こんなにパブリックイメージに似せて、
愛称まで「ミッチー」で登場して、
我思う、なんだろうこれ?と。
みっちーっぽい造形の人物が出てくることは別にいいのです。世の王子系キャラがすべてみっちーに起因するなんてことはあり得ないし、作品内に王子系キャラが必要なことは大いにあるし。

だが、残念なことに及川道博は、全く魅力的ではないのだった。
作中では女子から黄色い声援が飛び、「ミッチー」「ミッチー」とモテモテなのに、「ここがいいところ」という説明が全くない。
道博は美形で華やかに登場し、女性たちから歓待され、彼自身もウインクや投げキッス的なふるまいを多々行う。
でもちょっと待って。
主役級の人物たちも、揃いも揃って「美形」「美少女」なのだ。
だからなぜ、ミッチーのどこが良くて、彼だけキャーキャーモテモテの親衛隊がつくのかが、まったくわからない。
他の美形・美少女にも親衛隊はあるのだが、道博にはひときわ賑やかな集団がくっついている。
なるほど女子に対して優しくて、特別に夢を見させるようなことをしてるのかなと思うと、まったくそんな描写はない。どころか物語の最初の方で、全校生徒の前で(女子からキャーキャー言われてる中で)、主人公の1人である美少女に執心する。
そしてその美少女といさかいを起こして、全校生徒の前で取り乱して暴言を吐く。
「アアッいきなり王子の地位から失墜を!?」と思ったが、王子はそのまま安泰である。えー?

のちに彼が「ミッチー」「ミッチー」言われることが、キーになる描写があるため、モテキャラが必要なんだな、ということはわかったが、前述のように肝心の

「なぜモテているのか?」

について飲み込めないため、私の中で物語は冒頭から大きくつまづいたまま、最後まで体制を立て直すことなく終焉を迎えるのだった。

「道博ばかり追いすぎじゃないの?」と言われると「そうです」と答えるしかない。
しかないのだが、道博のことは一例であって、万事が万事、この調子なのだ。

  • 「ミッチー」自身が魅力的じゃない。
  • かといってほかのキャラも魅力に乏しい。
  • 「ミッチー」がモテる根拠がない。
  • 「モテ」描写が欠落してることと同レベルで、物語全般に説得力が足りない。

なんだろう、これ?

  
余談ですが、みっちーの曲のタイトルが1曲、出てきます。
…なんだろう、これ?

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