弔問

薄い色のついた眼鏡をかけていたのは、きっと泣きはらして目が赤かったからだろう。
「許されるなら、派手な衣装で」といいながら、黒いスーツをピシッと着こなす姿は、酔っても乱れないといっていた温泉浴衣の美学をなんだか彷彿とさせた。
悲しみで取り乱すのも人間味があると思うし、取り乱さないのもああ、人間なんだなと思う。
ところでヒロトの弔辞。
文章で読んだだけだが、言葉の使い方がすごすぎる。
本人、たぶん自分の才能のすべてわかっていなさそう。
いつでもどこでも、虚飾もなく素のままでそこに立っているようで、少しだけ心配になった。
それにしてもすごい。天才ってすごいね。

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