この日の午後は2Shot撮影会。人数が多いので集合は時間を区切って指定される。
14時くらいにロビーへ。
思い思いの衣装に身を包んだベイベーたちが行き来している。
みっちーの衣装が「大人カジュアル」と言われていたので、バリで買ったと思われるドレスの人も多い。思い出になるので、それもいいよね。あと肩とかデコルテとかが出せるので、女性らしさが格段にアップしてイイよね。
撮影場所は、ホテルの奥のヴィラ。普段は貸し切りになるのだろうという一画まで案内される。
スタッフさんから、30秒であること、5秒前に声がかかること、ポーズの確認、速やかに進むこと、それから握手をしたい人は自分から言うことなど諸注意がある。手をつないだままお話をするのはNG。
「本人からは(握手と)言いません」
思い返すと、ホントに「好きにして♥」の30秒間だったのだけど、長いようで短い30秒。短いようで長い30秒。
昨日のパーティ中に、この30秒に動揺して、「まだ時間があるのに逃げるように退席するベイベーが」と言っていたけど、その気持ち、わからなくはない。
特に30秒使い切ってもたもたしていると、次の人の30秒に食い込むと聞いては。
撮影用に借りたのか、人が使った様子のないヴィラの部屋の中を巡るようにぐるっと列を作る。途中にはバスルームもあり。鏡がそこここにあるけれど立ち止まらないようにとの指示が事前にあった。
待つドキドキの時間に反して、撮影もトークもあっという間に終了。
今回は着席での撮影。手前に青の布の二律背反マークがあるので、そこにバッグを置くようにと言われる。
並んでいるときは壁際に沿うように言われ、奥の部屋で撮影中のみっちーは見られない。(列を大きくはずれると見られる)
次の番、というときになってようやく姿が見える。薄いピンクのシャツ。
最終日のトークでは、このシャツの下にTシャツを着ていて、撮影後半では前をはだけたらしい。カジュアル度増!
案内されて着席し、肩を抱いてもらって撮影。緊張していて一瞬の出来事だった。
おしゃべりで、私が言うと決めていたことは2つ。
「今日、私の誕生日なんです」
これ! これがあるから今回のバリ行きを決めたといっても過言では…あるか。これでなくても行ってたな。しかし、決定打にはなった。外国で誕生日を迎えることなんてこの先そうはないだろうし、それも大好きな人と、普段は近づけない人と一緒だなんて。その上、2人きりの写真も撮れる。私にとってスペシャルな誕生日。
私が待っていたのは「おめでと♥」の一言だったが、応えはなんと「それはすごいね!」でした。
やりすぎかと思ったけどNHKのアンケートでもアピールしたんだけどなー。
み「しちがつ… じゅうー… 」
私「11日です!」
あーこの人の頭にはカレンダーというものが存在しないようだ。
まあこのイベント中、彼は日にちを意識する必要がないのだろう。
といったところで、なんとカメラマンさんから撮り直しの指示が!
再び肩を抱いてもらったが、ぎゃーどんな顔して!とか慌ててしまって、堪能する余裕ナシ。写真の仕上がりは…うん。しょうがないよね。まだ届いていないけれど。
その次に聞いたのは、「流星の感想はみっちーが選んでるの?」ということ。
まっすぐに目を見て、「うん、僕だよ」と生真面目に答えてくれた顔と声が忘れられない。
「嬉しい! 頑張って書きます!」と言ったところで、痛恨のミス。ワタクシ、この時、名乗っておりませんでした…。たぶんみっちー的には誰だこいつ状態。
いや、名乗ったところで、覚えてはいないだろうな、と思う。
私自身も、昼にやった仕事が日報を書くときに思い出せない。
その仕事を見れば思考を辿れるから、一旦「終わり」としたものは頭の中に残さない。
そこに脳の容量は使わないと決めている。
考えること・ジャッジすることの多い彼も、きっとそうしてるはず。
だから悲しくないもん!
忘れられないほど、きっと惚れさせてやる!!(ハンケチを噛み締めながら)
さて。
現場ではそんなことを考える余裕もなく、握手をしてもらったところで「5秒前です」の声がかかってしまい、「あ、どかなきゃ」と次の人(同行の友人N)を見たところで、「あ、5秒あるのか」と思い直して彼を振り返ったり、大変慌ててしまいました。昨夜のエレガント台無し。
そして慌てている間、ワタクシの左手は、しっかり彼の手を握ったままでした。
ま、その後すぐ、退席したのですけどね。
ていうか本気で意識してなくて、退席するとき「!」と気づいた。
みっちーは私の手をやんわりと払うこともせず私が握るのに任せたままで、そのとき、「ああ彼は本当に、『好きにして♥』という心構えでいたんだ」と思ったのです。
みっちーの手は、とても暖かかった。