タイトルを残暑、と名付けたいくらいの第3話、ただいまCMカットをしております。
夢と情熱にあふれた二十歳の青年時代から20年。
じりじりと焼け付く真夏のような季節はとうに過ぎ去ってしまったのに、いまだくすぶり続ける熱が、胸の奥をひりつかせる。
繰り返し提示される残暑のモチーフと「暑い」という台詞は、年のいった登場人物たちの、この事件が青春の名残なのだと思わせる。
物語の冒頭には今が盛りと鳴く蝉の姿。
そして先生が倒れ伏したラストを、ついに息絶えた蝉の映像が追いかける。
無様に滑り落ちる眼鏡。ああ昔はそんなものは必要なかった。
(と書きながら、先生が昔から眼鏡だったらどうしよう。未確認。)
第2話の最後でも「暑い」という神戸くんのリアルさに対して
まったく暑さを感じさせないような、まるで生きてはいないかのような杉下さんが
陽炎の向こうに消えていくラスト。
幻のように神戸くんには手の届かない存在が、
あまりにも遠くて、
あまりにもはかなくて、
このシリーズが全部、夢オチになるんじゃないか。
天才がいたという夢を誰かがずっと見ていたんじゃないか。
とさえ思ってしまいました。
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後からこのときのタイトルをみたら「晩夏」だったんですねー。
ちょっとーやあねータイトルくらい見ようよー。
みっともないですが、まあ率直な感想ということで、記事は残します。